看護の証を紡ぐ 「私の看護」を語り描く世界

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¥1,980

著者:陣田泰子

体裁:四六判/170ページ

ISBN 978-4-910759-14-2 C3047

2023年4月5日発売

内容の紹介

紹介

めざす看護があるからこそ,もがき,悩む
“常に動く”現場で,さまざまな状況にも対応するエキスパートナースへ――

自分の看護実践を見つめ,自問自答の中でつかんだ一人ひとりの成長物語。

目次

はじめに

序章 自らの看護を言葉にし、検証しつづけること
1 私自身のヒストリーから
2 看護観に基づく実践―エキスパートナースとして求められる技術
3 看護実践を導く認識を高めるプロセスとは―善き看護をめざすための動く現場からの学び
4 看護の仲間とともに

第1章 瞬時に飛び交う、看護の知―わかるよ、その思い。看護の道を歩む仲間だから
1 見えにくい看護の知
2 「悩む姿」から見えてくる知
3 本質が見えるために、どのように問いかければいいのか―自分を責めてしまうサイクルからの脱却
4 何が起きたのか、それから

第2章 時間経過の中で育まれる看護の知―一二年という時間の中で再生に向かう時
1 それは、ある看護学生の実習から始まった
2 二年目の再会―とたんにくもった表情
3 三年目のやりとり―「その人らしく」への問い
4 一一年目の出会い―セルフケア看護研究会
5 一二年目―今野さんがつかんだもの
6 今野さんの概念化を時間軸からたどる
7 概念化のプロセスを全体からとらえる

第3章 エキスパートナースの苦悩―繰り返しの中で研ぎ澄まされる〝看護の知〟
1 研修生だった坂田さんとの出会い
2 一〇年後、再びの出会い―「私、手を抜いているんですよ」
3 病棟へのだめ出し―「どうせだめです、だめな病棟だから」
4 本当はやっていたんだよ―できていないと思えてしまう理由
5 培ってきた仕事のスタイル―自分と人に対する厳しさの理由
6 めざす看護があるからこそ、もがき、悩む
7 それから四年後―次の課題に向けてチームの仲間とともに
8 エキスパートナースとの対話から

第4章 看護の知の物語を紡ぐ
1 今も続くストーリー
2 概念化を経て熟達化へ
3 私自身の経験をさかのぼる
4 看護の証―「そこに確かに看護があったのである」

第5章 コロナの時代を経た看護教育のゆくえ―看護の知の発見と創造を育む現場
1 コロナ禍における看護と看護教育
2 あるナースの学びの軌跡
3 これからの看護現場の教育

おわりに

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