内容紹介
本看護ケアガイドラインは3つのClinical Question(CQ)に関する推奨文を端的にまとめ,下部尿路症状が比較的軽度で,日常生活動作(ADL)や認知機能の低下などにより排尿動作が間に合わずに尿失禁が生ずる「機能性尿失禁」に対するPVの効果を検討しました.
また,尿失禁を有する高齢者の初期アセスメントと排尿促進法(PV)について,誌上報告が行われ専門分野でのコンセンサスが得られている事項等をBackground Question(BQ)で示しました.
公益社団法人 日本看護科学学会 看護ケア開発・標準化委員会は,看護研究成果(エビデンス)を臨床実践に還元するしくみづくりを構築しそれを掌握する委員会として,2017年に設置されました.
主なもくじ
序文
謝辞
クリニカルクエスチョン(CQ)と推奨一覧
ガイドラインの概要
1.ガイドライン名
2.目的
3.トピックス
4.対象者
5.想定される利用者
6.担当組織
7.組織の各構成メンバーと役割
8.利益相反(Conflict of Interest:COI)
9.診療ガイドライン作成方法
10.クリニカルクエスチョンと推奨文サマリー
11.用語集
12.診療ガイドラインがカバーする範囲と注意点
13.既存の診療ガイドラインとの関係
14.外部評価の結果と診療ガイドラインへの反映
15.パブリックコメントと診療ガイドラインへの反映
16.資金源
17.監査基準
18.本看護ケアガイドラインの普及/導入に関して
19.公開後の取り組み
Part 1 高齢者尿失禁の基本的特徴
1.臨床的特徴
1)尿失禁とは
2)尿失禁の分類
3)排尿に関与する器官・構造と機能
4)下部尿路機能の障害
5)下部尿路機能障害が生じる主な原因
2.疫学的特徴
3.アセスメントと看護ケアの目的と方法
1)尿失禁を有する高齢者のアセスメントと排尿誘導選択のためのアルゴリズム
2)初期アセスメント方法
BQ1 尿失禁を有する高齢者を発見した時の初期アセスメント方法は?
BQ2 排尿日誌を使ったアセスメント方法は?
BQ3 残尿量のアセスメント方法は?
BQ4 排尿行動のアセスメント方法は?
3)排尿促進法(PV)のケア提供の実際
BQ5 PVを適用できる高齢者は?
BQ6 PVをどのように実施するのか?
BQ7 PVについての高齢者と家族の意向の特徴は?
BQ8 PV取り組み後の評価をどのように行うか?
BQ9 認知機能低下のある高齢者へのPVをどのように進めるか?
BQ10 PV実施に有効なスタッフ教育はあるか?
Part 2 各CQの推奨文とシステマティックレビュー
CQ1 尿失禁を有する高齢者において,PVは尿失禁率の軽減に有用か
1)推奨文
2)背景・目的
3)解説
4)データベース検索結果
5)文献検索フローチャート
6)二次スクリーニング後の文献一覧表
7)採用論文リスト
8)定性的システマティックレビュー
9)メタアナリシス
CQ2 尿失禁を有する高齢者において,PVは自発的尿意訴え回数の増加に有用か
1)推奨文
2)背景・目的
3)解説
4)データベース検索結果
5)文献検索フローチャート
6)二次スクリーニング後の文献一覧表
7)採用論文リスト
8)定性的システマティックレビュー
9)メタアナリシス
CQ3 尿失禁を有する高齢者において,PVはトイレでの排尿回数の増加に有用か
1)推奨文
2)背景・目的
3)解説
4)データベース検索結果
5)文献検索フローチャート
6)二次スクリーニング後の文献一覧表
7)採用論文リスト
8)定性的システマティックレビュー
9)メタアナリシス
総括
付録
1.クリニカルクエスチョンの設定表
2.データベース検索式,エビデンスの評価シート,エビデンスの統合シート
3.診療ガイドライン作成者の利益相反に関する一覧表
4.一般向けサマリー



