川嶋みどりさんのロングセラー『看護を語ることの意味』に,関連論考を追加した決定版を12月中旬に刊行します。
本書は2007年,川嶋さんの第41回ナイチンゲール紀章受章を記念してまとめられたものです。「まえがき」で,
看護を語ることの意味について,学会等で話したり雑誌に書いたりしたものを集めて見ました。集めて見ると,私の看護人生は看護を語り続けてきたことを改めて思った次第です。そこで、「“ナラティブ”に生きて」というサブテーマが生まれました。
と述べられている通り,本書は川嶋さんがさまざまな視点から語り,問い続けて看護について,平易な語り口で書かれ,長きにわたり読み継がれてきました。
今回は,東日本大震災を経たなかでの思い・考えが述べられた論考が加わり,より深みのある内容になりました。また,今日に至る「て・あーて」をキーワードにした川嶋さんの取り組みの草創期の様子が盛り込まれています。ぜひ本増補版をご愛読ください。
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